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日商簿記3級を徹底解説!試験内容・勉強方法・受験のポイントをお届け

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はじめに

日商簿記3級は、業種や職種に関係なく、多くの企業から評価される基本的な経理知識を持っていることを証明する資格です。この資格を取得することで、就職や転職に有利になり、さらなる資格取得へのステップアップにもつながります。このブログでは、日商簿記3級の概要、試験内容、勉強方法、そして受験に役立つ情報をお届けします。

日商簿記3級の概要

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日商簿記3級は、小規模企業における企業活動や会計実務に対応できる基本的な商業簿記を修得したレベルの資格です。試験は約3回/年開催されており、2020年12月からはネット試験も選択できるようになりました。

試験日程と受験料

日商簿記3級の試験は、2月・6月・11月の年3回開催され、受験料は2,850円(税込)で申し込みができます。なお、試験の申込方法は商工会議所によって異なるため、詳細は受験を希望する商工会議所に問い合わせてください。

また、ネット試験(CBT方式)は随時受験が可能で、商工会議所が指定したテストセンターで実施されます。ネット試験の受験料や申込方法も商工会議所ごとに異なることがあるので、事前に確認しておくことが重要です。

合格基準と合格率

日商簿記3級の試験では、100点満点中70点以上が合格基準となっています。合格率は回によって異なり、最近の合格率は27.1%から67.2%まで変動しています。これは、試験内容や受験者のレベルによるものであり、しっかりと対策をすれば合格できる試験です。

合格率がおおむね50%前後であることから、受験者の約2人に1人が合格していることがわかります。このことからも、日商簿記3級は初心者にとってもチャレンジしやすい資格であると言えるでしょう。

試験内容

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日商簿記3級の試験では、基本的な商業簿記に関する内容が問われます。試験時間は60分で、問題の構成や配点は詳細に示されています。

大問1:仕訳問題

大問1では、与えられた取引事例に基づいて適切な仕訳を行う問題が出題されます。仕訳は、会計の基本となるスキルであり、簿記3級を目指す方の制覇すべきポイントです。

しっかりと仕訳のルールを理解し、練習問題や過去問を解くことで、スピードと正確性を身につけていくことが大切です。

大問2:勘定記入・語句記入・補助簿選択問題

大問2では、勘定記入や語句記入、補助簿の選択を行う問題が出題されます。各種勘定科目や簿記用語についての理解が求められるため、暗記ではなく実際の取引事例をイメージしながら学習することが効果的です。

テキストや問題集を活用し、簿記用語や勘定科目の使い方を繰り返し練習することで、実務に対応できる力が身につきます。

大問3:決算書作成問題

大問3では、与えられたデータをもとに決算書を作成する問題が出題されます。決算書は、企業の財務状況を表す重要な書類であり、簿記3級を取得する上で欠かせないスキルです。

損益計算書や貸借対照表の作成方法をしっかりと理解し、練習問題や過去問で決算書作成のスピードと正確性を鍛えることが重要です。また、決算書から企業の財務状況を分析する力も身につけましょう。

勉強方法

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日商簿記3級の勉強方法は、市販のテキストを用いた独学、通信講座やオンライン講座、通学制のスクールに通う方法の3つがあります。合格に必要な勉強時間は、約100時間とされており、独学でも十分に合格可能です。

独学で挑戦する方法

市販のテキストや問題集を使って、独力で学習する方法です。独学で合格するためには、まずは基本的な商業簿記の知識を身につけ、仕訳や決算書作成の練習を重ねることが大切です。

また、過去問題を解いて試験に慣れることも重要です。過去問題を解くことで、試験の傾向や出題範囲を把握し、効率的に学習を進めることができます。

通信講座やオンライン講座を利用する方法

通信講座やオンライン講座を利用することで、自宅で学習を進めることができます。教材や映像講義が充実しており、添削問題や試験対策問題なども提供されています。

通信講座やオンライン講座では、疑問や不安な点を何度でも質問できるため、安心して学習ができます。また、受講料の全額返金制度がある場合もあり、初心者でも挑戦しやすいです。

通学制のスクールに通う方法

通学制のスクールに通うことで、講師の直接指導を受けることができます。授業での学習が適切なペースで進められるため、効率的に知識を身につけることができます。

また、他の受講生と一緒に学ぶことで、刺激を受け合いながら学習意欲を高めることができます。スクールによっては、合格率の高いカリキュラムや就職・転職サポートが提供されることもあります。

受験のポイント

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日商簿記3級の受験に向けて、以下のポイントを押さえておきましょう。

試験範囲を把握する

試験範囲を把握することで、無駄のない学習が可能になります。試験対策用のテキストや過去問題集を参考に、しっかりと範囲を確認しておきましょう。

また、過去問題を解くことで試験の傾向を把握できるため、無駄のない学習ができます。

独学でも合格できるが不安な場合は通信講座やオンライン講座を利用

独学で十分に合格可能ですが、不安を感じる場合は通信講座やオンライン講座がおすすめです。これらの講座を利用することで、質問や悩みを相談できたり、効率的に学習が進められます。

また、受講料の全額返金制度がある場合もあり、初心者にも挑戦しやすいです。

まとめ

日商簿記3級は、就職や転職に有利な基本的な経理知識を証明できる資格です。試験を受けるためには、独学や通信講座、通学制のスクールなどの勉強方法がありますが、どの方法でも合格可能です。ただし、試験範囲を把握し、過去問題などで学習を進めることが大切です。このブログで紹介した情報を参考に、ぜひ日商簿記3級のチャレンジをしてみてください。